
2025.10.31
「血縁」ではなく「信頼」でつなぐ事業承継
同族以外への承継は、社内外からの理解を得る難しさがあります。本事例では、丁寧なコミュニケーション設計により、社内一丸での新体制スタートを実現しました。
クライアント概要
- 業種:機械部品メーカー
- 所在地:京都府
- 社員数:35名
- 資本金:2,500万円
- 創業:48年
課題背景
創業家に後継者が不在の中、社長は長年の右腕である営業部長にバトンを託す決断を下しました。
しかし、親族や一部社員から「なぜ血縁外なのか」と不安の声が上がっていました。
コンサルティング支援内容
まず「なぜ彼なのか」を全社員に伝える説明会を実施し、社長の想いを明文化。
次に、新社長候補と共に半年間の移行プランを作成し、社員巻き込み型のプロジェクトを推進。
社内外への正式発表も段階的に行い、安心感を高めました。
結果・効果
新社長就任後もスムーズに業務が継続。社内の士気はむしろ向上し、2年連続で黒字を達成。創業家と新社長の関係も良好に保たれています。
ポイント・学び
「血縁ではなく信頼でつなぐ」承継は、中小企業にとって大きなチャンスです。
透明性とコミュニケーション設計が成功の鍵となります。

